この記事では、スリーピングバッグとスリーパーの違いを解説します。
結論からお伝えすると、スリーピングバッグとスリーパーはどちらも「着る布団」としての役割は同じですが、主に「足元の形状」と「呼び方」が異なります。
| スリーピングバッグ | 足元が袋状になっているタイプ 主に欧米ブランドでの呼び名 |
|---|---|
| スリーパー | 足が出るベスト型やパンツ型 日本で一般的な呼び名 |
記事を読めば、スリーピングバッグとスリーパーの細かな違いはもちろん、わが子にはどちらが合っているのかを判断するポイントがしっかり分かりますよ。
「まずはどんな商品があるか見てみたい!」という方は、こちらから人気のラインナップをチェックしてみてくださいね。
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スリーピングバッグとスリーパー5つの違いを徹底比較!
| 項目 | スリーピングバッグ | スリーパー |
| 主な形状 | 足元が袋状(寝袋タイプ) | ベスト型、または股下が分かれるタイプ |
|---|---|---|
| 主な呼び方 | 海外ブランドに多い | 日本ブランドに多い |
| 保温性 | 高い(熱を逃がさない) | 適度(通気性が良い) |
| 動きやすさ | 控えめ(ねんね期向き) | 高い(ハイハイ・歩行もOK) |
| 使用期間 | 新生児〜乳児期がメイン | 新生児〜キッズサイズまで幅広い |
「スリーピングバッグ」と「スリーパー」の違いを一目で確認できるよう、比較表にまとめました。
結論から言うと、このスリーピングバッグとスリーパーは「足元の形状」と「呼び方」が主な違いであり、どちらも「着る布団」としての役割は同じです。
さらに詳しく5つのポイントで違いを見ていきましょう。
違い①:呼び方と主なブランドの違い
「スリーピングバッグ」はおもに欧米での呼び方で、海外ブランドに多い名称です。
エルゴやエイデンアンドアネイなど、SNSで人気のおしゃれなインポート品を探すならこのキーワードがおすすめです。
一方、日本では「スリーパー」という呼び名が一般的で、ホッペッタやディモワなどの国内メーカーや、西松屋といった身近なお店で広く使われています。
海外製のおしゃれなデザインが好きなら「スリーピングバッグ」、近場のお店や安心の国内メーカーで探したいなら「スリーパー」と、探したいブランドやショップに合わせて使い分けるのがスムーズですよ。
違い②:形状の違い(袋状かベスト型か)
一番の違いは見た目のカタチです!
スリーピングバッグは、名前の通り「赤ちゃん用の寝袋」スタイルで、足元まで袋状に包まれているので、元気に足をバタバタさせても脱げる心配がありません。
まさに「寝具にすっぽり入れる」感覚です。
対してスリーパーは、袖のないベスト型が基本ですが、最近は股下のボタンでズボン型になる2WAYタイプも人気です。
足先が外に出るデザインなので体温調節がしやすく、スナップボタンでパチパチ留めるだけなので、寝室でサッと着せやすい工夫が詰まっています。
忙しいママ・パパにも嬉しい設計ですね。
違い③:保温性と適した室温の違い
暖かさで選ぶなら、密閉感のあるスリーピングバッグがおすすめです。
冬の冷え込みが厳しい部屋や、夜間に暖房を切るご家庭でも赤ちゃんが快適に過ごせますよ。
一方、スリーパーの魅力は素材のバリエーションにあります。
夏は通気性の良いガーゼ、冬はふわふわのフリースや綿毛布素材など、日本の四季に合わせて使い分けられるのがメリット。
りん特に「6重ガーゼ」素材は、1年中エアコンの効いた室内で過ごすのにぴったりです。
日本の住環境や季節の移り変わりに柔軟に対応できるのはスリーパーの強みと言えます。
6重ガーゼのスリーパーについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。


違い④:動きやすさの違い
赤ちゃんの成長ステージでも使い勝手が変わります。
スリーピングバッグは足が包まれるため、寝返り前の「ねんね期」に特におすすめです。



足の動きで起きてしまうのを防ぐ安心感があります。
ただ、ハイハイなどが始まると動きを制限されて嫌がる子も。
その点、スリーパーは動きやすさ抜群で足が自由に出せるので、寝返りもゴロゴロし放題です!
朝起きてそのまま歩き回る幼児期でも、転倒のリスクが少なくて安全です。
おむつ替えも、足元のボタンを外すだけでサッと済ませられます。
動きを邪魔されたくない元気な子にはスリーパーが相性抜群ですよ。
違い⑤:対象年齢と使える期間の違い
長く使いたいならスリーパーがおすすめです。
スリーピングバッグは、安全のためにサイズが細かく分かれていることが多く、成長に合わせた買い替えが基本です。
でもスリーパーは、丈が多少長くても「ロングベスト」として着られるので、1枚で新生児から3歳頃まで使えるフリーサイズの商品も多いんです。



最初は足が隠れる長さだったのが、だんだん膝丈になり……と成長を感じられるのも楽しみのひとつになります。
兄弟でお下がりもしやすいので、コスパ重視ならスリーパーがおすすめです!
まずは1枚持っておきたいという場合でも、出番が多くてお財布にも優しいですよ。
スリーピングバッグがおすすめの人
「夜中に何度も布団を蹴飛ばして、足が冷え切っているのが心配……」という方には、スリーピングバッグがぴったりです。
足元が袋状で密閉感があるので、冬の冷え込みが厳しいお部屋でも、朝までしっかり暖かさをキープしてくれます。



特におすすめなのは、まだ寝返りが始まる前の「ねんね期」の赤ちゃんです。
体がすっぽり包まれることで、モロー反射などの刺激で起きてしまうのを防ぐ効果もあり、赤ちゃんもパパ・ママも安心して眠りにつけます。
また、海外ブランドのおしゃれなデザインが好きな方や、機能性を重視して「寝るための専用アイテム」を選びたい方にも、満足度の高い1枚になりますよ。
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スリーパーがおすすめの人
「とにかく1つのアイテムを長く、コスパ良く使い倒したい!」という方には、断然スリーパーがおすすめです。
丈が長めのベストタイプなら、新生児から3歳頃まで使えるフリーサイズの商品も多く、1枚持っておくだけで数年にわたって大活躍してくれます。
また、寝返りが激しくなったり、ハイハイや歩行が始まったりした元気いっぱいの赤ちゃんにも最適!



足が自由に出せるので、動きを邪魔されるストレスがなく、朝起きてそのままリビングまで歩いていけるのも嬉しいポイントです。
「夏はガーゼ、冬はフリース」と素材を使い分ければ、1年中快適に過ごせるので、日本の四季に合わせて柔軟に使いたいパパ・ママにもぴったりですよ。
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スリーピングバッグやスリーパーを安全に使うための3つの注意点
- 着せすぎによる熱中症に気をつける
- 首元のサイズ選びは慎重にする
- 厚手の掛け布団は併用しない
スリーピングバッグもスリーパーも、赤ちゃんが心地よく眠るためのアイテムですが、安全に使うためにはいくつか守ってほしいルールがあります。
ここでは、特に大切な3つのポイントをチェックしておきましょう!
注意点①:着せすぎによる熱中症に気をつける
赤ちゃんは体温調節がまだ上手ではなく、大人よりもずっと暑がりです。
「寒くないかな?」と心配で厚着をさせたくなるかもしれませんが、着せすぎによるオーバーヒート(体温上昇)には注意が必要です。
実は、体が熱くなりすぎると、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まると言われています。



「暑いかな?」と思ったら、赤ちゃんの背中やお腹の中に手を入れて触ってみてください。
しっとり汗ばんでいるようなら、それは暑すぎるサイン。手足が少し冷たくても、体幹が温かければ大丈夫です。
中の肌着を1枚減らしたり、薄手のものに変えたりして、こまめに調整してあげましょう。
注意点②:首元のサイズ選びは慎重にする
「すぐ大きくなるから」と、ついつい大きめのサイズを選びたくなりますが、寝具に関してはジャストサイズが一番安全です。
特に首周りがガバガバに開いているものだと、寝返りをした拍子に赤ちゃんがバッグの中に潜り込んでしまい、鼻や口が隠れて窒息してしまう危険があります。



購入するときは、必ずメーカーが推奨している月齢や身長を確認してください。
実際に着せてみたときに、赤ちゃんの頭が首元からスッポリ抜けてしまわないか、顔が生地に埋まってしまわないかをしっかりチェックしましょう。
安全に使うためにも、今のわが子のサイズに合ったものを選んであげてくださいね。
注意点③:厚手の掛け布団は併用しない
スリーピングバッグや厚手のスリーパーを使っている場合、その上にさらに重い掛け布団や毛布を重ねる必要はありません。
これらは「着る布団」そのものなので、これ1枚で適温になるように作られています。
上に重い布団をかけてしまうと、せっかくの動きやすさが奪われるだけでなく、赤ちゃんが跳ね除けた拍子に顔にかかってしまうリスクもあります。
もし「これ1枚じゃ寒そうだな」と感じる場合は、上に布団を足すのではなく、エアコンで室温そのものを調整するか、中の肌着を保温性の高いものに変えるのが安全な方法です。
ベビーベッドの中はできるだけシンプルに、何も置かない環境にしてあげるのが、安眠への一番の近道ですよ。
スリーピングバッグとスリーパーの違いまとめ
スリーピングバッグとスリーパー、名前は違いますが、どちらも赤ちゃんの安眠を守ってくれる心強い味方です。
最後に、選び方のポイントをもう一度おさらいしましょう!
- 「ねんね期」や「しっかり保温」を重視するならスリーピングバッグ
- 「動きやすさ」や「長く使えるコスパ」を求めるならスリーパー
迷ったときは、まず今のお部屋の温度と赤ちゃんの最近の動きを思い出してみてください。
どちらを選んでも、一番大切なのは赤ちゃんが暑すぎず、安全に眠れる環境を作ってあげることです。
寝冷えの心配がなくなれば、パパやママも「布団かかってるかな?」と夜中に何度も起きて確認する必要がなくなり、家族みんなの睡眠の質がグッと上がります。
わが子の成長ステージにぴったりの1枚を見つけて、親子で快適なねんねタイムを過ごしてくださいね!
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